【4月19日 People’s Daily】村のあちこちを歩き回り、住民の声に耳を傾け、意見や提案を集める。この1年間、中国の全国人民代表大会(全人代)代表である江西省(Jiangxi)撫州市(Fuzhou)資渓県(Zixi)烏石鎮新月シャオ族村党支部書記の蘭念瑛(Lan Nianying)氏は多忙だった。

「資渓県には数か所の国家級観光地がある。アグリツーリズムのモデルチェンジを推進の方針を聞いて、多くの村民が私を訪ね、村での技能訓練の組織を求めてきた」。蘭書記はずっとこの事を念頭に置き、この件を資渓県委員会に報告した。最終的に村で、さまざまな形で広範な観光産業講習会の開催を進めてきた。

 村人の生活がますます良くなるのを見て、蘭書記は大変誇りに思った。全人代代表に当選以来、市民のために100件以上の悩み事を解決した。「大衆の信頼と支持を得たからこそ、私は人民を代表し、人民に奉仕する原動力がますます高まっているのだ」と、蘭書記は述べた。

 中国の人民代表大会制度が強大な生命力と顕著な優位性を持っているのは、それが人民の中に深く根ざしているからだ。全人代代表は密接に大衆と連絡を取り、職務遂行・責任を果たす中で才能を開花させる。この背後には、全人代常務委員会による代表の業務の強化・改善、代表の職務遂行のためのプラットフォームの着実な構築、民意の伝達ルートの円滑化、代表と大衆の連絡メカニズムの完備がある。

 代表連絡制度を完備させ、代表の意見・提案処理のフィードバックメカニズムを健全化するために、第13期全人代常務委員会は常務委員会会議に列席する代表との座談メカニズムを確立した。この1年間、コロナ対策の常態化の中、全人代常務委員会は延べ151人の代表を同委員会の会議に列席させ、列席代表座談会に参加させた。代表が提出した78の意見・提案はすべて速やかに処理され、代表に逐一通知された。

 全人代常務委員会は座談会の開催以外にも、各種措置で全人代代表との連絡を緊密にしている。常務委員会の構成員は座談、訪問、ビデオ、電話、微信(ウィーチャット、Wechat)、メールなどのさまざまな形式とルートを通じて、連絡内容を充実させ、連絡を深め、連絡の実効性を高めている。「真の連絡をし、真の効果を得るようやり遂げる」と、蘭書記は述べた。

「ステーション」に入って「家」を訪問することは、全人代代表が人民大衆と密接に連絡する重要な方法だ。郷・鎮、街道(町内)の「フルカバー」を基本的に実現した22万以上の代表の家、代表連絡所、代表活動室、およびオンライン連絡プラットフォームをよりどころに、全人代代表は人民大衆の中に深く根ざし、末端組織の土壌の中に根ざし、人民大衆とより近く、より緊密につながっている。

 代表の学習・訓練を強化することも、代表の職務遂行能力が時代とともに進むことを推進する重要なルートだ。過去1年、代表の関心と職務遂行の必要性に焦点を当て、全人代常務委員会はオンライン・オフラインの講習会各3回を開催し、延べ4618人の代表が参加した。全人代インターネット学院を十分に利用し、自主的に録画し、120科目以上の授業を稼働させ、クリック回数は140万回を超えた。オンライン・オフラインの訓練が深く融合し、互いの強みを補完し合うことで、代表教育のカバー範囲を拡大し、代表の多様化、学習の個別化ニーズに応え、代表の業務能力と職務遂行レベルを強力に向上させた。(c)People’s Daily/AFPBB News