PSGが2位マルセイユ下し優勝に王手、エムバペ決勝点
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【4月18日 AFP】21-22フランス・リーグ1は17日、第32節の試合が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-Germain、PSG)はキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のPKが決勝点となってオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)を2-1で下し、優勝に王手をかけた。
ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)のゴールで早々に先制したPSGは、ドゥイェ・チャレタ・ツァル(Duje Caleta-Car)に同点弾を許したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定の末に獲得したPKをエムバペが決め、前半アディショナルタイムに逆転した。
今季残り6試合になる中、2位マルセイユとの勝ち点差を15にまで広げ、得失点差でも大きく上回っているPSGは、昨季リール(Lille OSC)に明け渡したリーグタイトルの奪還が間近に迫っている。
20日に行われる試合でマルセイユがナント(FC Nantes)相手に引き分け以下に終わり、PSGがアンジェSCO(Angers SCO)戦でそれ以上の結果を残せば、同クラブにとって直近10シーズンで8度目の優勝が決まる。
両者の一戦は仏サッカー界で最大の試合であるにもかかわらず、会場であるパルク・デ・プランス(Parc des Princes Stadium)は明らかに盛り上がりを欠いた。
この試合では、同国でここ数か月繰り返されている暴力行為の可能性を懸念し、マルセイユファンの入場が禁じられていた。
一方、PSGサポーターの中で最も声量が大きい「ウルトラス」は、クラブのフロント陣と、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)でレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れベスト16敗退に終わるといった今季の結果に抗議するため、シーズン終了まで応援しないことを決めている。
いずれにせよ、ネイマールとエムバペがそれぞれ計6ゴールずつをマークして勝利に貢献したリーグ戦の直近3試合より前から、リーグ最多記録に並ぶ10度目の優勝はほぼ確実となっていた。(c)AFP/Andy SCOTT