【4月18日 AFP】16日に行われたボクシング、世界ウエルター級3団体王座統一戦で、エロール・スペンス・ジュニア(Errol Spence Jr.、米国)に10回TKOで敗れた元WBAスーパー王者のヨルデニス・ウガス(Yordenis Ugas、キューバ)が17日、試合中に右眼窩(がんか)骨折の負傷をしていたことを明かした。

 ウガスは自身のインスタグラム(Instagram)で「右目を骨折していて、数日後にはドクターに治療方針を聞く予定だ」と話し、「けさはずっと病院で過ごし、片目でこのメッセージを書いている。もう片方の目は閉じたままだ」と明かした。

 ウガスは7回にスペンスの左アッパーを受けた後から目が腫れ始めた。その後も3回にわたって戦い続けたが、その頃には目が腫れてふさがっており、レフェリーがリングサイドの医師の助言を受けて試合をストップ。それでも本人は試合直後のインタビューで「片目が見えなかったが、最後まで続けたかった」と話していた。

 米スポーツ専門チャンネルESPNは、緊急手術が必要な状況ではないが、腫れが引いた後に再検査をしてさらなる治療が必要かを判断すると報じている。

 ウガスはこの敗戦で、戦績が27勝5敗となった。対するスペンスは28戦全勝(22KO)とし、自身が持つWBCとIBFのベルトにウガスが持つWBAのベルトを加えた。(c)AFP