【4月18日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2022)は17日、シングルス決勝が行われ、大会第3シードの前回王者ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-3、7-6(7-3)でアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)を下し、大会連覇を達成した。

 チチパスは21本のウイナーを決めた一方、アンフォーストエラーは11本に抑え、1時間36分で勝利した。これで11か月ぶりとなるツアー8勝目を挙げ、完璧なクレーコートシーズンのスタートを切った。

 チチパスは「今自分がいる状況は全く想像もできなかった」と喜び、「自分のテニスをここまで信じられたことが非常に誇らしい」と満足感をにじませた。

 これでチチパスは、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ファン・カルロス・フェレーロ(Juan Carlos Ferrero)氏、トーマス・ムスター(Thomas Muster)氏、ビョルン・ボルグ(Bjorn Borg)氏ら、モンテカルロ・マスターズを連覇した輝かしいメンバーの仲間入りをしている。

 一方のダビドビッチ・フォキナは2回戦で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破して勝ち上がってきたが、自身初のツアー決勝でさらなる快挙とはならず、これでチチパス戦は3戦3敗となった。

 ダビドビッチ・フォキナは「ここで決勝に進出することをいつも考えていたが…できれば来年もまたこの舞台に立ちたい」とコメントした。(c)AFP