【4月17日 AFP】男子テニス、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2022)は16日、シングルス準決勝が行われ、大会第3シードの前回王者ステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-4、6-2で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)に勝利し、決勝へ進出した。

 世界ランキング5位のチチパスは、前日の午後11時に終わったディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)との長丁場の準々決勝の影響も見せずにストレート勝ち。決勝ではアレハンドロ・ダビドビッチ・フォキナ(Alejandro Davidovich Fokina、スペイン)と対戦する。

 23歳のチチパスは「昨晩に難しい試合を戦って、そしてきょうまた試合というのは厳しかった」と認めつつ、「体は100パーセントではなかったが、自分が見せたテニスにとても満足している」とコメントした。

「長い試合をしたおかげでリズムがつかめていたのかはわからないが、きょうはいいテニスができた。このレベルのプレーをして、コートでいいアイデアを出せたのがうれしい」

 同じく準々決勝でヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と3時間超えの試合をし、力を振り絞ったズベレフよりもフレッシュに見えたチチパスは、自分よりも元気のない相手に対して、第1セットは最終ゲームをブレークして獲得すると、第2セットもゲームカウント2-2から4ゲームを連取し、1時間15分で勝利した。

 昨年の全仏オープン(French Open 2021)で準優勝したチチパスは、ダビドビッチ・フォキナとの直接対決の戦績は2勝0敗としており、本命として決勝に臨む。

 チチパスは決勝について「もう少し厳しくなるだろう」と予測し、「彼はいい流れで来ているし、リズムに乗っている。以前も当たったことがあるが優れた相手で、激戦になった。できる限りの準備をして頑張りたい」と話した。(c)AFP