【4月15日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2021-22)は14日、準々決勝第2戦が各地で行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)がフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に敗れて大会から姿を消した一方で、ウェストハム(West Ham)とグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)、そしてRBライプツィヒ(RB Leipzig)が4強入りを果たした。

 バルセロナの本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われた一戦では、フランクフルトがフィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)の2得点と、ラファエル・サントス・ボッレ(Rafael Santos Borre)の1ゴールで主導権を握った。

 バルセロナは終了間際にセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)が1点を返した後、メンフィス・デパイ(Memphis Depay)がPKを決めて追いすがったが、フランクフルトが3-2で逃げ切って2戦合計4-3で勝ち抜け、現地へ観戦に訪れた3万人のサポーターを歓喜させた。

 フランクフルトにとっては、ここ4シーズンで2度目のヨーロッパリーグ4強入り。2019年大会準決勝では、PK戦の末にチェルシー(Chelsea)に敗れた。

 対するバルセロナは、シャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督の下で最近は目覚ましい復調を遂げていたものの、欧州大会のホーム戦では今季1勝しかできていない上に、無冠でシーズンを終了する可能性が出てきた。

 シャビ監督は試合後、「われわれにとって大打撃だ。相手は勝ち抜けに値する」と敗北を認めていた。

 一方、ウェストハムは敵地でオリンピック・リヨン(Olympique Lyon)を3-0で下し、2戦合計4-1で準決勝に進出。欧州主要大会では、1975-76シーズンのカップウィナーズカップ(UEFA Cup Winners' Cup)で準優勝を果たして以来の4強入りを果たした。

 レンジャーズは、最後は9人となったSCブラガ(SC Braga)との延長戦を3-1で制し、2戦合計3-2で勝ち抜けた。レンジャーズにとっては、2007-08シーズンにUEFAカップ(UEFA Cup)決勝に進出して以来の欧州大会ベスト4となる。

 ライプツィヒは敵地での一戦でクリストファー・エンクンク(Christopher Nkunku)が2ゴールを決め、アタランタ(Atalanta)に2-0で勝利。2戦合計3-1でレンジャーズとの準決勝に駒を進めた。(c)AFP