中国の科学者 量子直接通信の最長距離記録を更新
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【4月14日 CGTN Japanese】中国の科学者はこのほど、位相量子状態とタイムスタンプ量子状態のハイブリッドコード化による量子直接通信の新システムを設計し、世界最長距離となる100キロメートルの量子直接通信の実現に成功しました。
この研究成果は、北京量子情報科学研究院、清華大学の竜桂魯(Long Guilu)教授が率いる研究グループと陸建華(Lu Jianhua)教授が率いるグループが共同で取得したもので、学術誌「Light: Science & Applications」の最新号(オンライン版)に掲載されました。これまでに発表された研究成果のうち、量子直接通信の最長距離は18キロメートルでした。
量子直接通信は、量子状態をキャリアとして情報をコード化・伝送し、従来の暗号通信の二重チャネル構造を変え、雑音チャネル下の高信頼通信を雑音・盗聴チャネル下の高信頼・安全通信に発展させ、盗聴の検出だけでなく阻止もできるとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News