【4月13日 AFP】スペインの治安警察は10日、動物の剥製と象牙、計1090点を押収したと発表した。うち405点は保護種・絶滅種のもので、押収された剥製の数としては欧州最大規模だという。

 治安警察によると、剥製は個人が所有していたもので、2900万ユーロ(約40億円)近い価値があるとみられる。東部バレンシア(Valencia)近郊ベテラ(Betera)の小屋で発見された。

 絶滅したとされる、アフリカ大陸の一部に生息していた野生のシロオリックスや、絶滅が危惧されるベンガルトラ、チーター、オオヤマネコ、ホッキョクグマ、シロサイが含まれていた。象牙198本もあった。

 所有者は密輸と環境破壊の疑いで捜査されている。

 映像はスペインの治安警察が4月に撮影したもの。10日提供。(c)AFP