【4月13日 AFP】(更新)21-22NBAは12日、各地でプレーオフ進出を決めるプレーイン・トーナメントが行われ、ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)はカイリー・アービング(Kyrie Irving)の活躍などでクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を115-108で下し、ポストシーズン進出を決めた。

 アービングはフィールドゴール(FG)15本中12本成功で34得点、さらに12アシストを記録し、チームを勝利に導いた。

 ネッツは17日から始まるプレーオフのイースタンカンファレンス1回戦で、第2シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)との対戦が決定。アービングにとっては古巣との対決となる。

 新型コロナウイルスのワクチンを接種していないアービングは、米ニューヨーク市の規制によって今季ほとんどのホームゲームに出場できなかったが、ここ最近は見事なパフォーマンスを見せ続けている。

 アービングは試合後、「ここまでの道のりについては、前向きなことだけ話す」とした上で、「浮き沈みはあったが、われわれは団結して逆境をはねのけてきた」と続けた。「多くの変化を経験し、オールスターブレーク明けから進化した。満足しているが、仕事がまだ終わっていないことは理解している」

 ネッツではケビン・デュラント(Kevin Durant)も25得点、11アシスト、5リバウンドと力強いプレーを披露し、チームに貢献した。

 ネッツのスティーブ・ナッシュ(Steve Nash)ヘッドコーチ(HC)は、アービングとデュラントのパフォーマンスは「宣伝通り」だったと振り返り、「彼らはスーパースター。あれこそトップオブトップの選手が見せるプレー」とたたえた。

 一方、敗れたキャバリアーズは、イースタンカンファレンスのもう一方のプレーインゲームのシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)対アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)の勝者と対戦し、ポストシーズン行きを目指す。

 この日行われたもう一つのプレーインゲームでは、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)が109-104でロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)との接戦を制し、プレーオフ進出を決めた。

 ウルブズではアンソニー・エドワーズ(Anthony Edwards)が30得点、ディアンジェロ・ラッセル(D'Angelo Russell)が29得点を記録してチームをけん引。第2シードのメンフィス・グリズリーズ(Memphis Grizzlies)と対戦するウエスタンカンファレンス1回戦へ駒を進めた。(c)AFP