【4月13日 AFP】ウクライナ国境警備隊は12日、ロシアによる2月24日の侵攻開始以降、国外に避難していた87万人以上が帰国したと発表した。

 国境警備隊のアンドリー・デムチェンコ(Andriy Demchenko)報道官によると、現在は1日に2万5000人から3万人が帰国している。ほぼ全員がロシアと戦うために戻る男性だった侵攻当初と比べ、女性と子ども、高齢者が増えているという。

 デムチェンコ氏は記者会見で「帰国者は、西部を中心に情勢が落ち着いてきたように見えるので、これ以上国外にとどまっていられないと述べている」と語った。

 抵抗に遭ったロシア軍は先月末、東部で攻勢を強化するため首都キーウ近郊から撤退した。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は12日、侵攻開始以降に国外に避難したウクライナ人は前日から6万8095人増えて461万5830人に達したと発表した。(c)AFP