【4月13日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は12日、アイオワ州で演説し、最近のガソリン価格の高騰はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がウクライナへの侵攻を決めたことと、同国で「ジェノサイド(集団殺害)」を行ったことに起因するとの考えを示した。

 バイデン氏は「あなた方の家計や、(車のガソリン)タンクを満たせるかどうかが、世界の反対側で独裁者が戦争を宣言し、ジェノサイドに及ぶかどうかに左右されるべきではない」と語った。

 バイデン政権は、国内のガソリン高騰の原因はロシアのウクライナ侵攻にあると主張している。同国では、ロシア軍による民間人虐殺の報告が相次いでいる。

 この日発表された3月の米消費者物価指数は前年同月比8.5%上昇となり、上昇率は40年ぶりの高水準を記録。バイデン氏は「3月の物価上昇の70%は、プーチン(大統領)がガソリン価格を押し上げたことによるものだ」と指摘した。(c)AFP