【4月13日 Xinhua News】中国の黒竜江省(Heilongjiang)東寧市(Dongning)林草局には、女性隊員だけで構成されたパトロール隊が存在する。このパトロール隊は2019年に発足。隊員6人は全員が「80後」(1980年代生まれ)と「90後」(1990年代生まれ)で、主にアムールトラやアムールヒョウなどの野生動物が生息する同市の朝陽溝林場付近のパトロールを担当している。

 彼女らは年中山でパトロールをしていることから、管轄地域の地形や景観を熟知しているだけでなく、動物の足跡を見て、区域内にいる野生動物の数や主な行動圏を特定する技術も身につけている。また、屋外での餌やりや野生動物の救出も行っている。

 彼女らの一番の楽しみは、パトロール中に監視カメラの映像を確認することで、悠々と「散歩」するアムールトラの姿を見るたびに、宝物を拾ったような気持ちになるという。

 パトロール隊の隊員、邱時(Qiu Shi)さんは、「カメラに写った動物は、私たちの努力が実を結んだことを示している。ずっとここで動物たちを見守っていきたい」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News