【4月17日 Xinhua News】中国青海省(Qinghai)の西寧市(Xining)葬儀場で火葬部門の責任者、李明俊(Li Mingjun)さん(仮名、41)は、葬儀業界で働いて20年近くになる。

 故人の着替えや化粧、必要に応じ遺体に修復処置を施し、遺族が告別式を済ませた後、火葬する。これら全てが李さんの日常業務となっている。李さんは実際に仕事に就いて初めて、学生時代になぜ解剖学の知識を学ぶ必要があったのか理解できたとし、その上で「予期せぬ死を迎えた人の縫合作業が必要となる場合も多い。身内が少しでも受け入れやすいように、故人が尊厳を持って旅立てるようにしたい」と語る。

 同葬儀場では、葬儀公開などの活動を通じて、より多くの人に葬儀に携わる職員の仕事の流れを理解してもらい、職業への偏見を捨て新しい角度から生と死を見つめてもらいたいと考えている。(c)Xinhua News/AFPBB News