【4月12日 AFP】セーリング女子チュニジア代表として東京五輪に出場したエヤ・ゲズゲス(Eya Guezguez)選手(17)が、代表チームの練習中に起きた事故で死亡した。国際オリンピック委員会(IOC)が11日、明らかにした。

 エヤ選手は双子のサラ(Sarra Guezguez)選手と乗っていたボートが強風で転覆した。エヤ選手は溺死したが、サラ選手は救出された。

 IOCのトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は公式サイトでコメントを発表し、「エヤ・ゲズゲス選手の訃報にショックを受けている。彼女は同世代の選手にとって刺激的な逸材であり模範だった」と述べた。

「エヤ・ゲズゲス選手と双子のサラ選手が東京五輪に出場したことは、今後も至る所で女子選手たちのモチベーションであり続けるだろう。われわれの思いは彼女の家族と友人、そしてチュニジアの五輪コミュニティーと共にある」

 姉妹は16歳にして東京五輪に出場し、セーリング女子49erFX級で21位だった。(c)AFP