【4月12日 AFP】フィリピン中部と南部で、台風2号(アジア名:メーギー、Megi)がもたらした大雨による洪水と土砂崩れが相次ぎ、少なくとも24人が死亡した。当局が11日、明らかにした。

 台風2号は10日にフィリピンに上陸。国家災害対策当局によると1万3000人以上が避難を強いられたほか、家屋や畑が洪水に見舞われ、道路の寸断や停電も発生。今週末に控えたキリスト教のイースター(Easter、復活祭)の祝日を前に、人々の移動に支障をきたした。

 地元当局がAFPに伝えたところによると、被害が大きかった中部レイテ(Leyte)州では、土砂崩れによって四つの村で21人が死亡。国家災害対策当局は、南部ミンダナオ(Mindanao)島で3人が死亡したと発表した。(c)AFP