【4月16日 CGTN Japanese】2150箱の生分解性製品が近く中国からスペインに向かって運ばれる予定です。これらの製品は、中国の海南自由貿易港が2018年に設立されて以来、海口市(Haikou)で初めて生産された欧州規格に合致する生分解性製品で、今回が輸出第1陣となります。

 2020年12月1日、中国最南端の省、海南省(Hainan)では「分解不能な使い捨てプラスチック製品を禁止する規定」の実施が始まりました。全域で従来のポリ袋の利用が禁止される中国初の省として、海南省は一連の措置を講じて、生分解材料産業の発展を促しています。

 主力業務の年間収入が1億元(約19億6000万円)、3億元(約59億円)、5億元(約98億円)、10億元(約196億円)を初めて超えた生分解材料の生産企業に対し、それぞれ100万元(約1967万円)、300万元(約5900万円)、500万元(約9834万円)、800万元(約1億5734万円)を奨励金として支給します。農産物などの自由市場については、生分解材料で作られたポリ袋などの調達費を抑えるため、省が市場を組織して集中購入を行いました。宅配産業に対して、省は郵便、宅配企業が分解性ポリ袋20万枚以上を購入する場合、20万元(約393万円)を上限に1枚につき奨励金0.3元(約6円)を支給する措置を取っています。

 海南省では現在、新設とモデルチェンジを通じて生分解材料生産企業17社が誕生しており、年間生産能力はポリ袋4万トン、プラスチックの食器1万5000トンに上り、海南島内のニーズを満たしています。また、海南省は地理環境にふさわしい海水分解性材料の応用と技術研究を行っているということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News