動物の剥製1090体押収 絶滅種も スペイン
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【4月12日 AFP】スペインの治安警察は10日、動物の剥製と象牙、計1090点を押収したと発表した。うち405点は保護種・絶滅種のもので、押収された剥製の数としては欧州最大規模だという。
治安警察によると、剥製は個人が所有していたもので、2900万ユーロ(約40億円)近い価値があるとみられる。東部バレンシア(Valencia)近郊ベテラ(Betera)の小屋で発見された。
絶滅したとされる、アフリカ大陸の一部に生息していた野生のシロオリックスや、絶滅が危惧されるベンガルトラ、チーター、オオヤマネコ、ホッキョクグマ、シロサイが含まれていた。象牙198本もあった。
所有者は密輸と環境破壊の疑いで捜査されている。(c)AFP