【4月11日 AFP】21-22イタリア・セリエAは10日、第32節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)はアウェーでトリノ(Turin)と0-0で引き分け、首位固めのチャンスを逃した。

 2位インテル(Inter Milan)、3位ナポリ(SSC Napoli)との勝ち点差を4に広げるチャンスがあったミランだが、2戦連続で中位相手に不発に終わり、両チームとの差はわずか2ポイントとなっている。

 同日ナポリがフィオレンティーナ(Fiorentina)に2-3で敗れていた中で、ミランのドローはナポリを救っただけでなく、消化が1試合少ないインテルを優位に立たせる結果となった。

 ミランのステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に、「トリノからゴールを奪うのは誰にとっても難しい。懸命に戦ったが、魔法の瞬間が足りていない」と語った。

「3週間前はわれわれが本命だったが、それからナポリ、そして今はインテルと変わった。最後の日まで競った展開になると思う」

 その他の試合では、ASローマ(AS Roma)がUSサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)に2-1で勝利。来季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2022-23)出場権が与えられる5位につけている。

 ラツィオ(SS Lazio)がローマと2ポイント差で6位、消化が1試合少ないフィオレンティーナが同4ポイント差の7位となっている。(c)AFP