【4月11日 AFP】ロードレース世界選手権、第4戦米国GPは10日、MotoGPクラス決勝が行われ、グレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が今季2勝目を挙げ、総合首位に浮上した。

 24歳のバスティアニーニは、長く首位を走っていたドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のジャック・ミラー(Jack Miller、オーストラリア)を残り5周で追い抜き、最高峰クラス初優勝を果たした開幕戦カタールGPに続く勝利を収めた。

 ミラーはその後、チーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)にも抜かれ、3位でのフィニッシュとなった。

 2020年の年間王者でスズキのジョアン・ミル(Joan Mir、スペイン)が4位、ドゥカティのフランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が5位に入った。

 また、MotoGPクラスで6度の年間王者を誇り、自身9回目となる米国GPで8度目の優勝を目指していたレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は6位に終わった。

 昨季の年間王者であるモンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が7位、ポールポジションからスタートしたプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が8位だった。

 総合首位でこの日のレースに臨んだアプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)は、11位に終わった。

 代わりに総合トップに浮上したバスティアニーニは同2位のリンスに5ポイント差、同3位のエスパルガロに11ポイント差をつけている。(c)AFP