【4月11日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が、エバートン(Everton)に0-1で敗れた試合後、サポーターの携帯電話をはたき落とす「暴行」をしたとされる問題で、英警察は10日に捜査を開始し、目撃情報の提供を呼び掛けた。

 ロナウドは敵地グディソン・パーク(Goodison Park)で行われた9日のエバートン戦後、ピッチを後にする際に相手サポーターの少年(14)の手から携帯電話をはたき落とす動画がSNSに投稿された。

 これを受け、マージーサイド(Merseyside)警察は「グディソンで行われたエバートン対マンチェスター・ユナイテッド戦における暴行容疑の通報を受け、マンチェスター・ユナイテッドFCおよびエバートンFCと連携している」とコメントを発表。「捜査が進行している。現在はエバートンFCと協力して監視カメラの映像を確認し、事件性を判断するため目撃者捜しを広域で行っている」とした。

 少年の母親は地元紙リバプール・エコー(Liverpool Echo)に対し、息子は自閉症と統合運動障害を患っており、今回の件で手に打撲を負ったと語った。

 ロナウドは試合後、自らの「感情の爆発」を謝罪し、おわびとして本拠地オールド・トラフォード(Old Trafford)の試合にこのファンを招待していた。

 イングランドサッカー協会(FA)は「この件について認識しており、関係するクラブと選手の両方から見解を求める予定」とコメントしている。 (c)AFP