【4月10日 AFP】21-22スペイン1部リーグは9日、第31節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はチェルシー(Chelsea)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)準々決勝第2戦を見据え、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)とトニ・クロース(Toni Kroos)を温存する中、ヘタフェ(Getafe CF)に2-0で勝利し、2位との差を12ポイントとした。

 カゼミーロ(Casemiro)のヘディングとルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)のスマートなフィニッシュで快勝したレアルは、4強入りが懸かるチェルシー戦に焦点を戻すことになる。レアルは敵地での初戦で、チェルシーに3-1で先勝している。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「チャンピオンズリーグの後は、身体的にも精神的にも何かが欠けてしまいがちなので、こういう試合はトラップになりかねないが、チームはうまく対応した」とコメントした。

 アウェーでマジョルカ(RCD Mallorca)に0-1で敗れたアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)は、13日に本拠地ワンダ・メトロポリターノ(Wanda Metropolitano)でマンチェスター・シティ(Manchester City)を迎え撃つ。アトレティコはチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦を0-1で落としている。

 1部残留を目指すマジョルカにまさかの敗戦を喫したアトレティコは、4位争いに引き戻されることとなった。終盤のボルハ・イグレシアス(Borja Iglesias)のPKでカディス(Cadiz CF)に2-1で逆転勝利を収めた5位レアル・ベティス(Real Betis)とアトレティコの勝ち点差は1となっている。

 この結果マジョルカは、2部に降格する18位に転落したカディスに1ポイント差をつけて降格圏内から脱した。(c)AFP/Tom ALLNUTT