【4月10日 AFP】イラクの広域が砂嵐に襲われ、呼吸障害により数十人が入院した。保健省が9日、発表した。

 砂嵐は7日に北部で発生し、クルド人自治区の主要都市アルビル(Arbil)を離着陸する航空便が欠航した。その後、砂嵐は南下して首都バグダッドや南部ナシリヤ(Nasiriyah)に到達し、街をオレンジ色に染めた。

 保健省のサイフ・バドル(Saif al-Badr)報道官は、全土で数十人が呼吸器系の異常を訴えて病院で治療を受けているとAFPに語った。

 気象庁のアメル・ジャブリ(Amer al-Jabri)長官によると、イラクでは砂嵐は珍しい現象ではないものの「干ばつや砂漠化、降水量の減少」のため発生頻度が増している。(c)AFP