【4月8日 AFP】22MLBは7日、各地でシーズン開幕戦が行われ、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の二刀流選手、大谷翔平(Shohei Ohtani)は見事な投球を見せて歴史を刻んだものの、チームは1-3でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)に敗れた。

 大谷はこの日、本拠地エンゼル・スタジアム(Angel Stadium)のマウンドで4回3分の2を投げ、アストロズ打線を相手に9奪三振、1失点の好投を見せた。

 唯一の失点はマイケル・ブラントリー(Michael Brantley)が生還したアレックス・ブレグマン(Alex Bregman)の適時打によるもので、それ以外は両チームが互いに譲らぬ攻防を見せていた。

 しかし、8回表にブレグマンがエンゼルスの救援投手ライアン・テペラ(Ryan Tepera)からソロ本塁打を放ち、アストロズがリードを広げると、続くヨルダン・アルバレス(Yordan Alvarez)も中堅スタンドに特大アーチを運んだ。

 昨季のア・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いた大谷は、打撃ではアストロズの先発フランバー・バルデス(Framber Valdez)の前に3打席凡退。8回裏の一振りは同点本塁打になるかに思われたが、打球は右翼フェンスの手前でカイル・タッカー(Kyle Tucker)のグローブに収まり、結局4打数無安打に終わった。

 しかしながら大谷は、チームの先発投手としてシーズン初球を投じ、1番打者としてシーズン最初の相手の投球を迎えた両リーグを通じて史上初めての選手となり、球史に名を刻んだ。

 一方、ドミニカ共和国出身でアストロズの絶対的エースのバルデスは、この日6回3分の2を投げて6奪三振、2安打でヘイローズ(Halos、エンゼルスの愛称)を封じ込んだ。(c)AFP