【4月8日 AFP】独自動車大手フォルクスワーゲン(Volkswagen)は7日、グループ傘下のポルシェ(Porsche)とアウディ(Audi)について、環境保護に関して重要な目標が達成されれば2026年のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参入する可能性を示唆した。

 フォルクスワーゲンの広報担当者はAFPに対し「フォルクスワーゲン、ポルシェ、アウディの経営陣および監査役会は、各ブランドがフォーミュラワンに参戦する可能性がある計画を承認した」とコメントした。

「従って、われわれは原則として2026年から選手権に参入する可能性がある」

「決断はまだ下されていないが、検討の最終段階に入っている」

 現世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を擁するレッドブル(Red Bull)との「交渉」がメディアで報じられる中、ポルシェのオリバー・ブルーム(Oliver Blume)最高経営責任者(CEO)は3月末、F1参戦に関する調査が進行中だと認めていた。ポルシェの広報も「最終的な決断はまだ下されていない」と話すにとどめている。

 一方のアウディは、マクラーレン(McLaren)との提携がうわさされており、独自動車専門紙「アウトモービルヴォッへ(Automobilwoche)」は3日、アウディがマクラーレンに対して6億5000万ユーロ(約877億円)の出資を検討していると報じた。当初のオファーは4億5000万ユーロ(約607億円)だったものの、あまりに低額と判断されたという。(c)AFP