ウクライナ、ハンガリーを非難 「プーチン氏の侵略を支援」
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【4月8日 AFP】ウクライナは7日、隣国ハンガリーがロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領による「ウクライナ侵略を支援」し、欧州連合(EU)の結束を乱していると非難した。
ハンガリーのオルバン・ビクトル(Viktor Orban)首相は6日、プーチン氏と電話会談し、ロシア産ガスの代金をルーブル建てで支払う用意があると表明した。
これに対しウクライナ外務省は「わが国に対する非友好的な姿勢と捉えている。EU共通の姿勢とも矛盾する」と反発した。
オルバン氏は6日、電話会談でプーチン氏に即時停戦を促したと明らかにした。また、ハンガリーの首都ブダペストでロシアとウクライナの和平交渉を行うため、ロシア、ウクライナ、仏、独の首脳を招待したとも述べた。
ウクライナ外務省はブダペストでの和平交渉の提案について「皮肉にしか見えない」と一蹴。「ハンガリーが本当にこの戦争を終わらせる手助けをしたいなら、EUの結束を乱すのをやめ、対ロ追加制裁を支持し、ウクライナに軍事支援を提供し、ロシアが兵器を購入する資金源を断つことだ」とした。
さらに、ハンガリーはウクライナでの「残虐行為」に対する「ロシアの否定しがたい責任」を認めようとしないことで、「ロシアの悪事を働いても罰を受けずに済むという意識を強め、ウクライナ人へのさらなる残虐行為を助長している」と非難した。(c)AFP