驚異の復帰果たしたウッズ、マスターズ初日は1アンダー10位タイ
このニュースをシェア
【4月8日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第1戦、第86回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2022)は7日、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club、パー72)で開幕し、タイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は1アンダー「71」の10位タイで発進した。
昨年2月の自動車事故で右脚を失いかけるほどの重傷を負ったウッズは、懸命に取り戻したスタミナと過去5回の大会制覇で培った知識を結集し、果敢にマスターズのラウンドを開始した。本人は1年5か月ぶりの公式戦に出場できただけで勝利だと話したものの、今週勝ち取るものはそれだけではないかもしれない。
2月の時点では今年のマスターズでティーオフを迎える準備は整いそうもないとしていたウッズは、今週末を通じての最大の試練は、手術で修復した右脚を全長7510ヤードに及ぶオーガスタの起伏に適応させることだとの認識を示した。
5時間半にわたって強風が吹き荒れたホールアウト後には、「脚の状態は楽になっていないが、なるようになるだけだ」とし、「スイングはできている。歩行は簡単でなく難儀している」と話すと、「懸命に励んでも、この脚は残りの生涯で支障が出るだろう。仕方ないことだが、その状況に対処してみせる」と前を向いていた。
脊椎固定術を乗り越えて臨んだ2019年大会で11年ぶりのメジャー制覇を果たしたウッズはまた、メジャー大会でみなぎるアドレナリンが自身を奮い立たせると期待していたといい、「この場所は刺激的だ」と今回はまさにその通りになっていると話している。
コースに詰め掛けた数千人のファンは、鮮やかなピンクのシャツと黒のズボンに身を包んでさっそうとプレーするウッズの一挙手一投足を追い掛けていた。夜明け前の激しい雷雨でスタートが30分遅れたことが観客の期待を一層大きくし、ウッズが1番のティーグラウンドに登場すると拍手喝采が起きていた。
ウッズと同組でプレーしているホアキン・ニーマン(Joaquin Niemann、チリ)は、歓声があまりにも大きくて1番のティーオフではキャディーの声が聞こえなかったという。
「まだ1ラウンドだ」と話したウッズは、理学療法士とともにむくんだ脚のケアをして第2ラウンドへの準備をするべく、これからの16時間から18時間で「いろいろな治療や大量のアイシング」をすると明かした。さらに「チームの素晴らしい仕事のおかげでここまでたどり着き、戦えている」とし、「そこから手をつけていく」と続けた。(c)AFP/Rebecca BRYAN