【4月10日 CGTN Japanese】中国とニュージーランド(NZ)は7日、「中国ニュージーランド自由貿易協定(FTA)アップグレード議定書」の国内承認手続きをそれぞれ完了し、アップグレード議定書が正式に発効しました。

 両国のFTAでは、ニュージーランドから中国に輸入される97%の商品で関税がゼロになりました。「アップグレード議定書」では、ニュージーランドからの一部木材および紙製品の関税を段階的に廃止することを約束しました。また、航空、建築、海運、金融などの分野でニュージーランドへの開放をさらに拡大します。

 一方、ニュージーランドは特別職種の就労ビザ発給に関する措置を改善し、中国人がニュージーランドで中国語教師および中国語ガイドとして就労する割り当てを増やしました。

 投資の分野では、ニュージーランドは中国の投資家に「環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定(CPTPP)」のメンバーと同じ審査条件の待遇を与えます。この他、農業技術の協力を増やしていくなどの内容もあります。

 サービス業の投資と協力の拡大に関しては、双方がサービス貿易の市場開放を拡大します。ニュージーランドは中国側の投資家を審査する条件を大幅に緩和させます。
経済と貿易における新しい協力については、双方がFTAアップグレード議定書に基づいて、デジタル経済、環境保護、農業技術などの分野でより良い条件を整えていきます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News