【4月7日 Xinhua News】中国エネルギー大手、中国石油天然気(ペトロチャイナ、PetroChina)がこのほど発表した2021年12月期決算は、売上高が前年比35・2%増の2兆6千億元(1元=約19円)と過去最多を更新した。純利益は4・9倍の921億7千万元だった。

 原油・天然ガス生産量に占める天然ガスの割合が上昇した。風力、太陽光、熱、電力、水素の各分野で新エネルギープロジェクトを実施。うち39件が稼働し、新規の利用能力が標準炭換算で年間350万トンに上昇、グリーン(環境配慮型)・低炭素への転換が飛躍的に進展した。通年のエネルギー消費や温室効果ガスの排出量、単位売上高当たりの排出量はいずれも前年比で減少した。

 原油・天然ガスの探査と生産拡大を効果的に進め、内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)のオルドス、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)のタリムとジュンガル、四川省(Sichuan)などの重点盆地で複数の重要な成果や発見があった。国内の原油・天然ガスの埋蔵量置換率は147%で、うち原油は221%と過去最高となった。生産量が原油・天然ガスともに増加。原油は1・3%増の7億5340万バレル、天然ガスは5・7%増の4兆2222億立法フィートと過去最多を更新した。

 21年は資源の供給保障に努め、クリーンエネルギーへの代替を積極的に推進した。国内の天然ガス販売量は1945億9千万立方メートルで標準炭2億5900万トンを代替し、二酸化炭素(CO2)排出量を2億6千万トン削減した。(c)Xinhua News/AFPBB News