【4月9日 CGTN Japanese】新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)マラルベシ(巴楚)県内の1333ヘクタールの綿花畑で、種まきの準備作業が進められています。北斗衛星測位自動運転システムが取り付けられた複数台の農業用トラクターが、地ならしや、マルチフィルムやドリップかんがい施設の敷設などを行っています。

 マルチフィルムやドリップかんがい施設を敷設する前に、地ならしをしなければなりません。動画衛星「吉林1号」が撮影した画像から、大型トラクターによるすき起こしで濃い色の新鮮な土壌が起こされ、周りの土地との色の違いがはっきりと分かります。トラクターの走行軌跡はまるで畑に絵を描いたように見えます。

 吉林1号が撮影した画像から、県内の綿花畑のあちこちで複数台の大型トラクターが作業しているのが分かります。北斗衛星測位自動運転システムが取り付けられたトラクターは、土を砕いてかきならす、肥料を与える、マルチフィルムを敷設する、種をまく、ドリップかんがい施設を敷設するなどの作業を完成させることができます。効率が良く、労働力とコストを節約することができます。これまでのところ、一部の地域ではすでにマルチフィルムの敷設が終了しています。マルチフィルムは大型トラクターによって整然と敷設されています。

 中国綿花協会の最新の調査によりますと、今年の全国の綿花栽培意向面積は287万8400ヘクタールで、黄河流域と長江流域の栽培面積は安定していて、新疆ウイグル自治区の意向面積は前年比2%増とのことです。各地は、綿花畑での種まき作業を滞りなく行うために、科学技術の導入に力を入れています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News