【4月7日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)は6日、準々決勝第1戦が各地で行われ、ビジャレアル(Villarreal CF)はアルナウト・ダンジュマ(Arnaut Danjuma)のゴールが決勝点となり、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)を相手に1-0の金星を挙げた。

 本拠地エスタディオ・デ・ラ・セラミカ(Estadio de La Ceramica)にバイエルンを迎えたビジャレアルは8分、ダニエル・パレホ(Daniel Parejo)のシュートの方向を変えて決めたダンジュマの1点を守り切ったが、より点差をつけた状態で来週の第2戦を迎えていてもおかしくはなかった。

 シュートがポストに嫌われたジェラール・モレノ(Gerard Moreno)は、GKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)がパスミスをしてゴールががら空きになったところを遠い位置から狙ったが、これは惜しくもゴールの脇をかすめた。

 ビジャレアルのジオヴァニ・ロ・チェルソ(Giovani Lo Celso)は「僕らは素晴らしいパフォーマンスを見せた。率直に言うと、より点差をつけて勝利しておくべきだった」とコメントした。

 先制点をお膳立てしたパレホも「今夜のわれわれはバイエルンよりずっと良かった」と述べつつ、「世界でも屈指のチームに勝利した」と続けた。

 6度の欧州制覇を誇るバイエルンは、ホームでの第2戦でこの点差をひっくり返す可能性が高いことに変わりはないが、決勝トーナメント1回戦ですでにユベントス(Juventus)を撃破しているビジャレアルに侮れない存在であることを再び証明される格好となった。

 バイエルンのユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、「負けるべくして負けた。われわれが良くなかった」と認めた。

「前半はあまりに貧弱でチャンスをつくれず、主導権を放棄した」 (c)AFP