【4月6日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は5日、ロシア国民に直接向けたビデオメッセージで、ウクライナ侵攻の「真実を知るべきだ」と語り掛けた。

 ジョンソン氏は自身のツイッター(Twitter)アカウントと各種SNSの政府公式アカウントに2分弱の動画を投稿。「ロシア国民は真実を知るべきだ。事実がもたらされる必要がある」と、冒頭をロシア語で始めた。

 英語に切り替えると、ロシア軍がウクライナでしたとされる残虐行為が報告されていることについて「非常に衝撃的で不快感を覚える。あなた方の政府が隠そうとするのも無理はない」と発言。「あなた方の大統領は、今起きていることを国民が知れば戦争を支持しなくなると分かっている」と語った。

 最後は再びロシア語で、「戦争犯罪で非難されている」のはウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領だとし、「(プーチン氏は)あなた方の付託を受けて行動しているのではないと思う」と述べた。

 ロシア政府はウクライナ侵攻に関する情報を厳しく統制しており、反体制派や独立系メディアに前例のない弾圧を行っている。(c)AFP