【4月5日 AFP】サッカーW杯カタール大会(2022 World Cup)の大会組織委員会で働いていたメキシコ人の女性が、婚前交渉の罪に問われていた問題で、カタールの裁判所が訴訟を打ち切ったことが分かった。メキシコ政府が4日、発表した。

 婚前交渉の罪に問われていたのは、パオラ・シエテカ(Paola Schietekat)さん(28)。カタールでは法的に認められていない婚前交渉をしたとして訴追され、むち打ち100回と禁錮7年の可能性に直面し、人権団体からは女性のW杯現地観戦を懸念する声が上がっていた。

 シエテカさんは昨年6月、ドーハの自室で暴行を受け、警察に被害を報告。しかし、容疑者の男が2人は恋人同士だったと主張したことにより、当局はシエテカさんを婚前交渉の罪で訴追した。

 その後シエテカさんはカタールを脱出し、以降は国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)や大会組織委員会の支援を得ながら争っていた。

 メキシコ政府はカタールと他国には「文化的」および「法的」な違いがあるとして、現地観戦を考えているファン向けの「安全防止計画」の作成に取り組んでいるという。(c)AFP