【4月5日 AFP】ウクライナは4日、ロシア軍から解放されたウクライナ兵の証言として、ロシア軍が捕虜に対し、殴打や脅迫をしたり、劣悪な環境に置いたりといった虐待に及んでいると非難した。

 ロシアが2月末にウクライナ侵攻を始めて以来、両国は拘束した人々の交換を2度行ったことを認めている。2度目の交換には、兵士も含まれていた。

 ウクライナ議会のリュドミラ・デニソワ(Lyudmyla Denisova)人権委員はSNSへの投稿で、「ウクライナ兵は、ロシア軍に非人道的な扱いを受けたと語っている。野原や穴の中、車庫で拘束されていた」と説明。中には銃で殴られたり、脅迫を受けたりした捕虜もいたとした。

 デニソワ氏は、ロシア側が捕虜のウクライナ兵に「プロパガンダ目的」でロシアメディアと話すことを強要していると非難。捕虜は見知らぬ場所に連行され、極寒の中に置かれたため凍傷を負ったとしている。(c)AFP