【4月4日 AFP】21-22スペイン1部リーグは3日、第30節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は19歳ペドリ(Pedro Gonzalez Lopez 'Pedri’)の見事な一撃でセビージャFC(Sevilla FC)を1-0で下し、今季初めて2位に浮上した。

 ホームのバルセロナは、粘り強いセビージャを相手にチャンスを何回か逃したが、ペナルティーエリア手前で相手をかわしたペドリがサイドネットにシュートを突き刺し、これが決勝点となった。

 バルセロナは3月の代表ウイーク前にレアル・マドリード(Real Madrid)を4-0で撃破するなど、躍進を続けている。

 首位レアルとは12ポイント差で優勝が不可能なのは確実な状況だが、2位でのフィニッシュには有利な立場につけており、仮にそうなれば、つい数か月前までトップ4入りを不安視されていたチームにとっては大きな結果となる。

 当時9位だった昨年11月に就任したシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督は「2位につけているが、何も終わっていない」と気を引き締め、「計算の上では優勝争いは可能だ。われわれは戦い続ける」と話した。

 また、この試合ではウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)がまたも素晴らしいパフォーマンスを披露した。クラブは悲観的な姿勢を崩していないが、今夏も残留するのではないかという印象をさらに強めている。

 一方、この試合まで9戦7分けだったセビージャは失速が続く結果となり、これで直近10戦でわずか2勝。順位も4位に後退している。(c)AFP