中日両国間のフェリーは正常運行 上海市
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【4月5日 Xinhua News】中国上海市と日本の関西地区を結ぶ国際フェリーは、同市浦西地域で1日から封鎖管理下で新型コロナウイルス核酸検査が実施されるという特殊な状況の中でも、正常運航を続けている。
浦西地域の黄浦江沿岸にある軍工路ふ頭では2日、正午に「新鑑真号」が日本へ向け出航し、午後には「蘇州号」が日本から定刻通りに到着した。
上海税関によると、今回の新鑑真号には、衣類や自動車部品、工業生産設備など9口分の輸出商品、計96個の20フィートコンテナが積載されている。到着した蘇州号には166個のコンテナが積まれていた。
両フェリーは、中日合弁の中日国際輪渡が運航。上海-神戸・大阪間を週1回往復している。片道の航程は約45時間。昨年後半に新型コロナの影響で上海・日本間の航空便が減少し、空港貨物が一時停滞すると、運航が比較的安定しているフェリーが貿易会社に注目され業務量が激増した。中日間フェリーの正常運航の保障は、二国間貿易の安定に前向きな影響をもたらすと期待されている。(c)Xinhua News/AFPBB News