ロシア、提案に「口頭」で同意 ウクライナ交渉団トップ
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【4月3日 AFP】ロシアとの停戦交渉を担うウクライナ代表団を率いるダビド・アラハミア(David Arakhamia)氏は2日、ロシア側がウクライナ側の主要提案に同意したと述べた。
アラハミア氏はウクライナのテレビ局に対し、ロシア側は、2014年に併合したクリミア(Crimea)半島の問題を除いて「(ウクライナ側の)立場を受け入れるという、公式の回答を寄せてきた」と説明。「(内容を)正式に確認する書類はない」が、「口頭」での確認だと語った。
また、ウクライナの中立化の是非を問う国民投票を実施することが「事態を打開する唯一の方法となる」ことでロシア側と一致したと述べた。
国民投票で中立化反対が多数を占めた場合について問われると「戦争状態に戻るか、もしくは新たな交渉を始めることになるだろう」と答えた。
一方、アラハミア氏は、ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領とロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領による会談がトルコで開かれる「可能性が高い」と語った。
アラハミア氏は、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領が1日、ウクライナ側とプーチン氏の双方に電話をかけ、会談を主催する意向を伝えてきたと説明。「日時、場所ともに未定だが、場所はアンカラかイスタンブールになる公算が大きい」と述べた。(c)AFP
