【3月31日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は31日、ウクライナに侵攻しているロシア軍の撤退は確認されず、「さらなる攻勢」が行われる可能性があるとの見解を示した。

 事務総長は記者会見で、「われわれの情報によると、ロシア部隊は撤退しているのではなく再配置している。ロシア側は、(ウクライナ東部の)ドンバス(Donbas)地方で部隊の再編成、再補給、強化を図ろうとしている」と述べた。

 さらに、「同時にロシアは、キエフなどの都市への圧力を維持している。よってさらなる攻勢があり、さらなる被害がもたらされると考えられる」と説明した。(c)AFP