【3月31日 CGTN Japanese】国連人間居住計画(HABITAT)は30日、ケニアのナイロビで開かれた2022年事務局第1回会議で、中国政府の支援の下で「上海世界持続可能な開発都市賞(略称:上海賞)」を創設し、10月31日の世界都市デーの世界大会式典で初の賞を授与すると発表しました。

 同賞は都市の持続可能な開発をテーマとし、世界範囲で持続可能な開発において著しい進展を遂げた優秀な都市を表彰するもので、とりわけ「一帯一路(Belt and Road)」の共同構築に関与する国や、世界開発イニシアチブ参加国を含む広範な発展途上国の都市に注目するということです。「上海賞」の創設は、都市の持続可能な開発分野に対する国際社会の関心を高め、都市間の交流と共有を強化し、多国間協力を深め、世界各国の都市が手を携えて前進することを導き、持続可能な開発のための2030アジェンダと世界開発イニシアチブをよりよく実行に移すことにプラスになるとみられます。

「上海賞」は毎年1回選出され、1つの総合賞が設けられ、持続可能な開発の面で際立った1都市に総合賞が授与されます。また、一部分野で際立った進展を遂げた都市をたたえるいくつかのテーマ賞も設けられています。この他、状況に応じて、特別賞の創設も検討されます。第1回「上海賞」の募集・選考活動は間もなく始まります。(c)CGTN Japanese/AFPBB News