【4月2日 CGTN Japanese】中国初の固体ストラップオン運搬ロケット「長征6号」の改良型が29日、中国中部の山西省(Shanxi)にある太原衛星発射センターから打ち上げられ、搭載して打ち上げられた衛星の「浦江2号」と「天鯤2号」は順調に予定した軌道に入りました。今回の打ち上げ任務では、太原衛星発射センター内に建設された「スマート発射場」が初めて稼働し、ロケット燃料の充填(じゅうてん)から打ち上げまでの遠隔操作と無人化が実現しました。

 地上作業員は打ち上げの約4時間前にタワーから退避しました。タワーから約2キロ離れた遠隔操作室内で、エアコンやプラットフォームなどの操作担当者がスクリーンを見つめ、ロケットの状態を注意深く監視しました。

 今回の打ち上げでは、2021年に完成した新発射タワーが初めて使用されました。システム自動操作により、長征6号改良型の液体酸素充填やコネクターの脱落、回転プラットフォームの開放など一連の操作が順調に完了し、ロケットは打ち上げ状態に入りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News