BYDの21年決算、純利益28%減
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【4月1日 Xinhua News】中国電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)が29日発表した2021年12月期決算は、売上高が前年比38・0%増の2161億4200万元(1元=約19円)、純利益が28・1%減の30億4500万元だった。営業キャッシュフローは44・2%増の654億6700万元となった。
三大事業は、自動車関連の売上高が33・9%増の約1124億8900万元、携帯電話関連が44・0%増の約864億5400万元、電池関連が36・3%増の約164億7100万元だった。総売上高に占める割合は自動車関連が52・0%、携帯電話関連が40・0%、電池関連が7・6%となった。
自動車関連事業は、完成車の生産台数が76・0%増の74万7千台、販売台数は82・2%増の72万1千台だった。
研究開発投資額は24・2%増の106億2700万元。研究開発者の数は31・5%増の約4万400人となった。同社は、研究開発への取り組みの絶え間ない強化が、安全性の高いブレードバッテリー、DM−iスーパーハイブリッド、eプラットフォーム3・0、IGBT(絶縁ゲート型バイポーラ・トランジスタ)4・0などのコア技術をもたらしたとした。
新エネルギー車(NEV)事業の成長は今回の決算の最大の見どころになった。同社は、新エネ車市場における同社のシェアが21年に8%近く拡大し、17・1%になったとする中国汽車工業協会のデータを引用。新エネ車産業が発展する大きな流れの下、21年の新エネ車販売が3・2倍の60万台超と9年連続で国内販売首位を保ち、通算100万台目も無事ラインオフしたと説明した。
21年に発表した「秦PLUS DM-i」「宋PLUS DM-i」「唐DM-i」などDM-iシリーズのスーパーハイブリッドモデルが市場で注目を集め、これらの車種の年間販売は約27万2900台と同社新エネ車販売の半数を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News