【3月31日 AFP】昨夏に行われたサッカー欧州選手権(UEFA Euro 2020)決勝の後、イングランド代表FWマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)に対する人種差別的な内容をツイッター(Twitter)に投稿した10代の男に、禁錮6週の実刑が言い渡された。

 19歳のジャスティン・リー・プライス(Justin Lee Price)被告は昨年7月11日、英ロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)で開催されたイタリア対イングランドのPK戦でラシュフォードが失敗すると、人種差別的なメッセージをツイートした。試合はイタリアが勝利し、欧州王者に輝いた。

 検察によれば、この投稿を通報されたプライス被告は当初、ユーザーネームを変更することで発覚を免れようとしていたという。

 逮捕後に行われた最初の取り調べで否認していたプライス被告だが、後になって投稿したことを認めた。

 この試合でPKを失敗したイングランドのブカヨ・サカ(Bukayo Saka)とジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)もインターネット上で人種差別の被害に遭っており、SNS上の人種差別発言を取り締まるべきだという声が広まっていた。(c)AFP