【3月31日 Xinhua News】中国広東省（Guangdong）広州市（Guangzhou）大朗駅で28日、中国ラオス鉄道経由でラオスに向かう国際貨物列車の第1便が出発した。主に粤港澳大湾区（広東・香港・マカオビッグベイエリア）の企業が製造した芝刈り機や電気溶接機などの電動工具、家具などを運ぶ。貨物の量は20フィートコンテナ42個で、重量約360トン。まずは雲南省昆明市に向かい、その後、中国ラオス鉄道経由で磨憨（モーハン）から出国し、ビエンチャンに向かう。所要時間は7日間。

　広州税関口岸（通関地）監督管理処の関係部門責任者は、広州税関と昆明税関が連絡と協力を強化して「大朗－磨憨－ビエンチャン南」定期貨物列車の運営を全力で支援し、新たな東南アジア行き国際物流ルートを開設したと説明。同路線は、粤港澳大湾区と地域的な包括的経済連携（RCEP）協定締結国間の経済・貿易交流と協力を促す上でプラスになると語った。

　広州大朗駅では今年以降、中欧班列（中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車）が新たに2路線運行を開始し、計10路線になった。広州税関が今年以降に管理した定期運行列車は3月28日時点で前年同期比24％増の31本。輸送量は21・3％増の3030TEU（20フィートコンテナ換算）、貨物重量は36・4％の1万6830トンに上る。(c)Xinhua News/AFPBB News