【3月29日 AFP】(更新)英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)は29日、昨年4月に亡くなった夫のフィリップ殿下(Prince Philip)の追悼式に出席した。

 来月96歳の誕生日を迎える女王は、昨年10月に急きょ一晩入院して以来、公の場にほとんど姿を見せていなかった。2月には、新型コロナウイルスに感染した。

 エリザベス女王は、他の王室関係者や招待客が使う入り口とは別の通用口から会場入りし、つえを使って座る際にはアンドルー王子(Prince Andrew)の介助を受けた。

 アンドルー王子に性的暴行を受けたとして米国人女性が起こした民事訴訟で、王子が女性に金銭を支払うことで和解が成立して以降、公に姿を見せるのは初めて。

 エリザベス女王と73年間連れ添ったフィリップ殿下は、100歳の誕生日まであと数週間だった昨年4月9日に亡くなった。(c)AFP