【3月29日 AFP】米国防総省は28日、北大西洋条約機構(NATO)の防衛力を強化するため、海軍電子戦機EA18G「グラウラー(Growler)」6機をドイツに配備すると発表した。

 同省のジョン・カービー(John Kirby)報道官は、グラウラーは「ウクライナ国内のロシア軍に対して使うために配備されるわけではない」と述べた。

 カービー氏によると、グラウラーには、敵機のレーダーや防空システムをかく乱する機能がある。

 グラウラーと共に海軍兵240人もドイツに派遣される。

 ロシアのウクライナ侵攻以来、米国は安全保障や人道支援の分野を含めたウクライナへの支援を強化している。

 一方で、これまでのところ、航空機や大型兵器をウクライナに供与することはないとの立場を取っている。(c)AFP