【3月29日 Xinhua News】中国海警局は海上からの感染症輸入を厳重に警戒するとともに、冷凍品密輸の違法・犯罪行為取り締まりをはじめとする海上管理を強化している。全国の海警機関は今年1月1日から3月15日までに冷凍品の密輸事件75件を摘発し、8千トン以上、約3億元(1元=約19円)相当の密輸品を押収した。

 広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)、上海市、浙江省(Zhejiang)、広東省(Guangdong)などの海警局はそれぞれ特別法執行行動を実施し、冷凍品密輸を含む犯罪を多分野で全面的に取り締まっている。

 広東海警局は13日、大規模な密輸事件を摘発し、関係者2人を逮捕、冷凍品440トン、推定約4千万元分を押収した。同海警局が直近3カ月間で摘発した冷凍品の密輸事件は48件で、約2億6千万元相当の冷凍品計4650トンを押収した。福建海(Fujian)警局は取り締まり方法を刷新し、4日にサーモグラフィー設備を搭載した小型無人機ドローンを使って冷凍品密輸事件1件を摘発。浙江海警局は1月22日に大規模な冷凍品密輸グループを摘発し、26人を逮捕した。遼寧省(Liaoning)、山東省(Shandong)、江蘇省(Jiangsu)、広西チワン族自治区などの海警局は海洋関連部門や公安機関との協力を強化し、海上と陸上の連携により多くの事件を摘発した。(c)Xinhua News/AFPBB News