【3月29日 AFP】英国防省は28日、ロシアの民間軍事会社ワグネル(Wagner)がウクライナ東部に傭兵(ようへい)を派遣していると明らかにした。

 国防省は「ワグネルは幹部を含む傭兵1000人以上を派遣し、戦闘任務に就かせているとみられる」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 ワグネルはロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に近いことで知られ、同社の傭兵はマリやリビア、シリアでの人権侵害を疑われている。

 国防省は「ロシアは多大な損失を出し、ほとんどの部隊の侵攻が滞っているため、アフリカとシリアでの軍事作戦を犠牲にして、ワグネルの要員をウクライナに優先的に派遣せざるを得なくなった可能性が高い」と指摘した。(c)AFP