【3月29日 Xinhua News】中国外交部の汪文斌(Wang Wenbin)報道官は28日の定例記者会見でウクライナにいた5200人余りの中国公民がウクライナの周辺国に退避し、4600人余りが周辺国から中国政府の用意した臨時航空便延べ20機で帰国したと明らかにした。

 汪氏は次のように述べた。独自に退避していた1人が途中でけがをしたが、手当てを受けて無事で、5200人余りの退避で死者はなかった。ウクライナの政府と社会各界の友好的支援を受け、またロシア、モルドバ、ルーマニア、ポーランド、ハンガリー、スロバキア、ベラルーシなど諸国の貴重な支援を受けた。各国政府と人民に心からの感謝を表明する。中国公民の退避は一段落ついたが、海外同胞の命の安全と正当な権益を守る征途は「永遠に途上にある」。今後、外交部と在外中国大使館・領事館は領事保護の仕組み整備を引き続き積極的に推進し、「海外平安中国」を持続的に築き、海外同胞に対し、いかなる時でも、いかなるところでも、われわれが寄り添い、背後に祖国のあることを実際の行動で伝えていく。(c)Xinhua News/AFPBB News