【3月28日 AFP】ウクライナのイリーナ・ベレシチューク(Iryna Vereshchuk)副首相は27日、チェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所周辺の立ち入り禁止区域の複数の場所で、火災が発生したと明らかにした。同原発はウクライナ侵攻初日にロシア軍により制圧された。

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 副首相はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に「立ち入り禁止区域で大規模火災が起きている。深刻な影響をもたらすかもしれない」と投稿。「立ち入り禁止区域はロシア軍に占拠されており、本格的な消火活動は困難だ」としている。

 チェルノブイリ原発の周辺ではこれまでにも火災が発生している。国際原子力機関(IAEA)は先週、周辺の森林火災による放射性物質拡散などのリスクは低いとしていた。(c)AFP