【3月28日 AFP】21-22スキージャンプW杯は27日、スロベニア・プラニツァ(Planica)で男子個人最終第28戦が行われ、小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が18-19シーズン以来となる自身2回目の総合優勝を達成した。

 カール・ガイガー(Karl Geiger、ドイツ)と数か月にわたってトップ争いを続けてきた小林は、最終戦で8位に入り、16位だったガイガーを抑えて総合王座を獲得した。ポイントは小林が1621点、ガイガーが1515点だった。

 大会は北京冬季五輪のラージヒルで金メダルを獲得したマリウス・リンビク(Marius Lindvik、ノルウェー)が241.5メートルと245.5メートルを飛んで優勝。佐藤幸椰(Yukiya Sato)が2位に入った。

 一方、14-15シーズンの総合王者である33歳のゼヴェリン・フロイント(Severin Freund、ドイツ)は、大会終了後に引退を表明した。

 2014年のソチ冬季五輪でドイツを団体金メダルに導いたフロイントは、2017年に膝の十字靱帯(じんたい)を断裂する大けがをしたが、その後に復帰。昨季の世界選手権(FIS Nordic World Ski Championships 2021)でも団体の金メダルを獲得した。(c)AFP