【3月28日 Xinhua News】中国湖南省(Hunan)の長沙税関は25日、同税関所属の湘西税関が24日に湖南花垣鯤海食品が生産したキャビア301キロを検査し、日本への輸出許可を出したことを明らかにした。湖南省からキャビア製品が輸出されるのは今年初めて。日本への輸出は4年ぶりとなる。

 キャビアはチョウザメの卵巣をほぐして塩漬けにしたもので、世界の飲食市場で高い人気を集めている。地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の発効後、湘西税関は企業にRCEP加盟国の市場を積極的に開拓するよう促すとともに、今回、湘西トゥチャ族ミャオ族自治州で初めてとなる原産地証明書を発行した。これにより、今回輸出するキャビアは輸出先国で約4千元(1円=約19円)の関税が減免される。

 湖南花垣鯤海食品の責任者によると、チョウザメが抱卵するまで8年前後の養殖期間を要するため、キャビアは市場価格が高く、大きな経済的効果が見込まれる。今回に続き、約1・5トンのキャビアを日本に輸出する予定だという。(c)Xinhua News/AFPBB News